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長瀞の天然氷はこうやって出来る!冬に切り出すとは驚き。

長瀞のかき氷はとても有名ですが、天然氷の作り方って知ってます?こんな形で作られているとは知らなかった。

 

長瀞の山間の製氷池でこんな形で氷が出来るんです。
 
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天然氷は昨年12月上旬から凍り始め、1月初旬に切り出されます。
例年は厚さを約15センチまで成長させるみたいだけと、今年は暖冬の影響で10センチ。
 
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今年は暖冬のせいで、昨年より20日以上遅い切り出しとなったらしい。
 
この天然氷がふっわふわのかき氷になるんだから凄い。天然氷で有名な、阿左美冷蔵さんとかに運ばれるんだから大切な氷だよね。
 
 

長瀞の天然氷ができるまで

長瀞の天然氷は、池に沢の水を引き込み、自然の寒さで凍らせ作っています。10月初旬、池の周りの草刈りから始まり、池の清掃や補修をし、霜が降り始める11月下旬頃、沢の水を引き込むそうです。そして、その後も氷が出来るまでは、枯葉を取り除いたり、雪を取り除いたり、相当の手間がかかるそう。
 
ここで天然氷の覚えておきたい知識をひとつ!
 

天然氷と冷蔵庫で冷やす普通の氷の違いは?

天然氷かき氷と、通常の氷の違いは3つ!
 
天然氷は頭がキーーンとしない
天然氷は食感がふわふわしている
天然氷は温度が高い
 
 

頭がキーーンとなるのはなぜか?

よく天然氷はあたまがキーーンとならないと言いますが、本当なんだよね。それはキーーンとはなるよ!でも、普通の氷とは少し違う。
 
なぜか?「不純物のちがい」なんです。
 
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天然氷は、山の中で、山からの湧き水を溜めて、冬の間ゆっくりと冷凍してつくられます。
冷凍のスピードはとてもゆっくり。
それに対し、家の冷凍庫で水を凍らせる場合は、マイナス18℃前後の低い温度で、急速に冷却します。急に凍るので、不純物も一緒に凍ってしまうんだよね。
 
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不純物の少ない天然氷は削ると細かく削れるそう。そのため、口に入れた瞬間に溶けるので、ふわふわの食感になり脳にも刺激が少ないんです。
 
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普通の氷は不純物も多く、大きな塊でしか削れないんです。その為、脳への刺激が多く、キーーンとなる!こんなメカニズムです。
 
分かっていただけました?長瀞の天然氷をオススメする者として、今更天然氷と普通の氷の違いを知ったよ。笑
これで自信を持って長瀞の天然かき氷をオススメ出来るぞー!
 
 

写真引用 一般社団法人 長瀞町観光協会さん

写真引用 味博士の研究所